競馬は投資になる?競馬に使える投資法について紹介!
よく「競馬は投資」と言ってる人とかを見かけるけど、実際のところ競馬って投資扱いできるの?
競馬は投資として見ている人も世の中には存在していますが、本当に投資として見れるのかどうか解説していきたいと思います。
競馬は投資対象になる?
「投資競馬」という言葉が使われるほど、世の中には投資目的で競馬を行っている人は存在しています。
確かに競馬は株式投資やFXといった投資に比べると資金や知識は必要ないので気軽に始められる上、他の公営競技に比べると配当金も高額です。
このことから競馬は投資として考えられると言っても過言ではなさそうですね。
また、何も知らないまま競馬を行ったとしてもお金が減っていくという点においても投資と変わらないですね。
投資法を競馬に活用できる?
投資競馬には様々な馬券の仕方があるので、いくつか紹介していきたいと思います。
マーチンゲール法
マーチンゲール法は、自分で決めた金額で馬券を購入して負けた場合は次のレースで負けた金額の2倍を賭けるという手法です。
例えば設定した金額が100円で外した場合は200円、更に外した場合には400円・・・といった具合に金額を増やしていく手法となっています。
この方法は主に単勝などで使われる手法で、よく投資競馬の手法として取り上げられています。
マーチンゲール法のポイントは2つあります。
- オッズが2.0倍以上の時にしか通用しない
- 元手と設定金額は慎重に決める必要がある。
1のオッズが2.0倍以上しか通用しないというのは、そもそもマーチンゲール法は負けた次のゲームで倍のお金を賭けて取り戻すという方法のためオッズが2.0倍以下だった場合成立しない手法となっています。
2の設定金額についてですが、勝つまで倍々で購入金額が増えていくので初回の設定金額を1000円などにすると5回目には1万6000円という金額になり、10連続で負け続けた場合は51万2000円という金額になってしまいます。
また、この方法は元々カジノの攻略方法として考えられた手法で主に勝率が50%以上のギャンブルで利用されてきましたが、競馬は勝率が50%以上ある買い方ではないということも覚えておきましょう。
出来るだけ勝率をあげたい場合は、オッズが2.0倍以上で一番人気の競走馬の単勝を購入するというのがもっとも勝率があがる買い方となっています。
「勝率をあげるだけなら複勝の方が上がるハズじゃないか?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、複勝でオッズが2.0倍になっている馬は穴馬の場合が多く勝率がかなり下がってしまいます。
しかし勝率を上げるために人気な馬を複勝で購入した場合は、オッズが2.0倍以下になってしまうのでマーチンゲール法が使えないという状況になってしまいます。
このことからマーチンゲール法は単勝で使われる手法になっています。
パーレー法
パーレー法とは、自分で決めた金額で馬券を購入して勝った場合は次のレースで購入した金額の2倍を賭けて負けたら最初の金額に戻すという手法です。
上で紹介したマーチンゲール法とは全く逆のやり方なので逆マーチンゲール法と呼ばれることがあります。
この方法もマーチンゲール法と同じように単勝で使われますが、勝利を重ねれば重ねるほど獲得金額が上がっていくのでパーレー法は攻めの手法として紹介されます。
パーレー法をやる上でのポイントも2つあります。
- 事前に何連勝したらやめるのか決める
- 勝ちと負けが交互にくると損失が大きくなる
1の事前に何連勝したらやめるか決めるのがパーレー法において重要で、連勝し続けていると次も勝てると思ってしまいがちです。
しかし勝率50%のギャンブルでも3連勝する確率は12.5%、10連勝の場合は0.1%とかなり低い確率になり、負けると今までの勝ち分が全て消えて勝ちを重ねないといけなくなります。
そのため、あらかじめ何連勝したらまた1から連勝を重ねるようにするというのがパーレー法を利用する上で重要な考え方となっています。
2の勝ちと負けが交互にくると損失が大きくなるというのは、表にするとわかりやすいと思うので下の表を見てください。
レース数 | 購入金額 | 結果 | 収益 |
1レース目 | 100円 | 的中 | 200円 |
2レース目 | 200円 | 不的中 | -100円 |
3レース目 | 100円 | 的中 | 0円 |
4レース目 | 200円 | 不的中 | -200円 |
5レース目 | 100円 | 的中 | -100円 |
6レース目 | 200円 | 不的中 | -300円 |
7レース目 | 100円 | 的中 | -200円 |
8レース目 | 200円 | 不的中 | -400円 |
9レース目 | 100円 | 的中 | -300円 |
10レース目 | 200円 | 不的中 | -500円 |
このように交互に勝ちと負けを繰り返してしまうとじわじわ金額がどんどん減っていきます。
日によっては全然連勝ができない日もあると思いますので、そういった日は別の方法で競馬に投資するかやめておくというのが良いかもしれません。
また、パーレー法はマーチンゲール法と併用することでより効率的に損失を抑えつつ収益を伸ばすことができるので是非とも一緒に使ってみてください。
グッドマン法
グッドマン法とは、別名「1235法」と呼ばれていて勝った時にのみ賭け金を増やしていく手法で、増やす金額が2倍3倍5倍となっているところが別名の由来となっています。
この手法もオッズ2.0倍以上の時に使えるもので、元の賭け金から5倍になった後は5倍の賭け金のまま投資を続けるため、パーレー法のように大きく利益を出すことは出来ませんが損失は少なくなります。
負けた際は、最初の掛け金に戻してもう一度連勝を重ねていくのでマーチンゲール法よりは稼げる手法です。
そんなグッドマン法のポイントは、損失が出にくいという点です。
グッドマン法を使って2連勝した後に負けても±0になり、3連勝した後だと2連敗しても±0の状態になります。
つまり連勝する事さえできれば損失が出る可能性が低くなるため、少ない元手で競馬を始めようと思っている方にはおすすめできる方法となっています。
金丸法
金丸法は昭和40年代に一世風靡した馬券の購入方法で、複勝を利用した購入方法です。
今まで紹介してきた手法はカジノで使える攻略方法を競馬用に変えた手法でしたが、この金丸法は競馬で勝つ為に生まれた手法となっており、複勝を3連続で外さない自信がある人へおすすめとなっている手法です。
やり方はまず元手を13等分して、「1:3:9」の割合に分けます。
次に荒れる要素のないレースを探して1番人気から3番人気の馬の中から1頭を選び、まず1の割合の元手で馬券を購入します。
負けた場合は次のレースで複勝オッズが1.4倍以上の馬の馬券を3の割合に分けた元手で購入します。
更に負けた場合は次のレースで複勝オッズが1.5倍以上の馬の馬券を9の割合で分けた元手で購入するという手法で稼いでいくやり方です。
もし途中で勝った場合は手持ちをまた「1:3:9」の割合に分けて、馬券を購入していきます。
これを繰り返していくことで利益を出していくのがこの金丸法のやり方であり、特徴でもあります。
金丸法の注意点は以下の通りです。
- 複勝を3回連続で外さないことが前提。
- 荒れる要素少ないレースじゃないと通用し辛い。
まず1の複勝を3回連続で外さないことが前提というのはやり方でも書いた通り元手を3分割してその中で利益を上げるという手法のため、3回連続で複勝を外した場合のことを想定していない手法となっています。
つまり3回連続で複勝を外さないという自信がある人しか使えない手法と言えます。
2の荒れる要素が少ないレースじゃないと通用し辛いというのは、1の3回連続で外さないことが前提という部分に関わってきます。
1の前提を守るには大荒れが予想されるようなレースやデータが少ないため予想の難しいとされている新馬戦や未勝利戦などで金丸法を使ってしまうと失敗する可能性が上がります。
つまり荒れるの少ない重賞レースなどでしか適用できないということなります。
詐欺にはご注意を
投資競馬を口実にした詐欺というのが存在しているため、投資競馬を始めようと思っている方は注意が必要です。
特に昨今ではスマホ1つだけで副業を始めたいと思っている方も増えているため、そういった層をターゲットにした詐欺が横行しています。
「成功するための投資」や「絶対に当たる競馬で資産運用」と言った甘い言葉を並べてSNSで勧誘を行っていることが多く、競馬もそのような詐欺の題材として使われています。
何故競馬が詐欺の題材として使われているのかというと、「スマホ1つだけで始められる」「少額で始めることができる」といった部分が詐欺の宣伝文句として利用しやすいからと考えられています。
確かにそのような特徴を競馬は持っていますが、競馬は競走馬という生き物を対象にしたギャンブルなので「絶対に当たる」というものはそもそもありません。
このような甘い言葉に惑わされずに自分の考えた予想で稼げるようになった方が、詐欺に巻き込まれることもなくなると思います。
まとめ
ここまで投資競馬について紹介していきました。
様々な手法を使って、利益を安定させることで競馬を投資の方法として確立している方が世の中には存在しています。
また、投資というものには長期的に利益を獲得するものと短期的な利益を獲得するものの2種類に分かれており、投資競馬は長期的に利益を獲得するものとして考えられてることが多いです。
そのため、短期的に投資競馬の手法を真似したとしても利益が全く獲得できない可能性が高いと思います。
もし、投資競馬の手法を行うとするなら1回限りでなく、数回は続けてみて効果を確かめてみる必要があると思います。