競馬TVって何?どこでも見られる?おすすめの番組やその特徴について紹介!
CONTENTS
競馬TVって何?
競馬TVとは、競馬に関するTV番組のことで、ジャンルは「競馬中継」や「競馬バラエティー」、「競馬ミニ情報番組」など様々な種類が存在しています。
近年では自宅でも見られる競馬に関するTV番組が増加しており、内容やコンテンツも豊富だったりするので、どれを見ればいいか分からない人や、出演している芸能人について気になる人も沢山いると思います。
また、競馬番組によっては、住んでいる地域にもよって見られる番組と見れない番組もあります。
今回はそんな競馬のTV番組について一つ一つ詳しくご紹介していきたいと思います。
競馬中継を見られる競馬番組は?
ウイニング競馬
テレビ東京などで毎週土曜日の午後2時58分~4時放送(BSジャパン:午後2時30分~4時放送) で白熱する興奮をのせて出走する各馬を 臨場感溢れる実況と卓越したカメラワークで伝えるレース中継を中心に、レース展開には欠かせないパドック情報や競馬界の最新ニュース、さらにインタビューコーナーなど内容が盛りだくさんの番組です。
2000年4月1日に放送を開始し、関東主場で開催している競馬場の特設スタジオから生放送しています。
1970年4月に改編でスタートした「土曜競馬中継」を改題して立ち上げられました。
土曜日の各場メイン競走を中心として中継放送しています。
東日本主場(東京、中山、福島、新潟)開催時は自社制作を行い、西日本主場(阪神、京都、中京、小倉)開催時はKBS京都からネットを受けています。
ただし、2014年3月8日は阪神競馬場メインレースのチューリップ賞の中継を自社制作で行っています。
主な出演者
司会はジャンポケ斉藤・冨田有紀でパネラー兼フィールドMCをキャプテン渡辺さんが務めています。
レギュラー出演者としては元JRA調教師の大久保洋吉さん、東京スポーツの虎石晃さんがいます。
土曜日以外でも放送する時がある
毎年1月5日に開催されている中山金杯・京都金杯開催日が平日の場合でも「ウイニング競馬 新春特別中継」と題して中継する場合があります。
ただし、土曜日に競馬がない場合や、開催日が土曜日だった場合は通常の「ウイニング競馬」として放送されるようです。
主な出来事
2014年以降の福島競馬の最終レースが15:55に発送する時は中継する場合があります。
2013年も行う予定でしたが、レース直前に出走馬の1頭が放馬してしまい中継できなかったことがありました。
2015年6月6日は東京競馬場メインレースのヴィクトリアレーシングクラブ賞も中継予定でしたが、ベルウッドテラス号に騎乗していた柴山雄一がゲート内で足を負傷したため発送時刻が遅延し、中継できずに放送が終了しています。
2019年10月12日は令和元年東日本台風の接近に伴い、東京競馬場での開催が中止となったため、通常の特設スタジオではなく、テレビ東京六本木本社の第4スタジオから、「追跡LIVE!Sportsウォッチャー」用のセットを使用して放送されました。
2020年4月18日から2021年10月30日まで及び2022年1月29日から同年3月26日放送分、同年7月23日から9月3日放送分は新型コロナウイルスへの感染拡大と防止のため、台風による中止と同様に競馬場内の特設スタジオではなくテレビ東京六本木本社のスタジオから放送されました。
実況に関しても同様に競馬場からではなくモニターを見ながら行っていました。
大久保は原則自宅からの出演となりますが、関東地区の競馬場が有観客で開催される場合、パドック放送席から解説を行う形を取りました。
みんなのKEIBA
みんなのKEIBAは毎週日曜日の15時から16時の1時間、放送されまています。
日曜日に放送されるため、土曜日のレースや祝日開催のレースは取り扱っていません。
土曜や祝日のレースはテレビ東京のウイニング競馬で扱うことがほとんどです。
基本的には15時から16時の一時間で番組編成されていますが、日本ダービーやジャパンカップ、有馬記念といった一部のG1が開催される日は、放送時間を拡大して放送されることもあります。
その場合は、2時30分もしくは2時40分ごろから16時にかけて放送されます。
また、海外競馬(主に凱旋門賞)に日本馬が出走した際は、夜のスポーツニュースの最中に競馬中継を放送する場合もあります。
主な出演者
司会をDAIGOさん、佐野瑞樹さん、堤礼実さんが務め、レギュラー出演者として井崎脩五郎さん、細江純子さんがいます。
みんなの競馬の主なコーナー
・DAIGOのワイド
歌手兼タレントのDAIGOさんがワイドの予想を発表します。
・みんなの夢馬券
レギュラーで出演されているDAIGOさん、井崎脩五郎さん、細江純子さん、そして、毎週週替わりで出演されるゲストの4名の予想を本命(◎)、対抗(〇)、単穴(▲)の3つで買い目を見ることができます。
・細江純子さんのパドック評価
元JRAの女性騎手である細江純子さんがパドックの推奨馬を紹介するコーナーです。
人気馬に左右されずに推奨馬を紹介するコーナーで、時に全く人気を落としている伏兵馬を指名することもあり、一部の競馬ファンは馬券予想の参考にするほどです。
競馬予想家の実績
みんなのKEIBAでは、DAIGOさん、井崎脩五郎さん、細江純子さん、ゲストの4名のかたが毎週、重賞予想に取り組んでいます。
馬券の予想スタイルは十人十色で、それは、みんなのKEIBAに出演されている方も例外ではありません。
出演者の予想スタイルと、的中実績を紹介します。
・DAIGOさん
2019年からみんなのKEIBAに出演されているDAIGOさんは土曜日の深夜番組の馬好王国(ウマズキングダム)にも出演されており、競馬関連の番組に多数出演されています。
そんなDAIGOさんが好む買い方はワイド馬券で、DAIGOでワイドというコーナーを設けているほどです。
JRA騎手の川田騎手と親交があるそうで、少し前までは川田騎手が騎乗する馬を本命にされることが多かったのですが、最近は実績のある馬に重い印を打たれています。
いわゆる本命党で、人気のある馬から人気のある馬、もしくは人気落ちの馬に流すワイドの多点買いで予想されています。
DAIGOさんは昔から競馬が好きだったようですが、その馬券成績も確かなものがあり、2020年の春の平場のG1レースでは12レースのうちの6レースをワイドで的中しています。
特に、ヴィクトリアマイルから安田記念にかけて、4週連続で馬券を的中したときは、番組内でも大きく取り上げられました。
ただただ競馬が好きというわけではなく、しっかりと予想に取り組んでられるのが好感が持てますね。
その的中実績から、多くの競馬ファンがDAIGOさんの予想に注目しています。
・井崎脩五郎さん
競馬評論家として長く活躍されている井崎脩五郎さんは、人気に左右されない予想を行うことが特徴です。
時に人気馬を、時には全く人気のない馬を本命にすることもあり、競馬ファンを驚かせることも多々あります。
券種にこだわりはないようですが、買い目は1点買いや2点といった少数買いを好む傾向があり、また、馬券購入金額も他の出演者よりもはるかに少ない金額(2000円や3000円)で勝負されることが多く、庶民的なところがあります。
しかしながら、馬券の的中率、回収率は優れており、毎月なんらかの重賞を的中させています。
2020年の宝塚記念終了時点での番組内における収支は「+32,380円」でプラス収支を継続していました。
2020年の一番のヒットは5月に開催されたNHKマイルで、本命に9番人気のラウダシオンを選択し、ラウダシオンがらみの単勝、複勝、馬連を購入したもので、ラウダシオンが1着に入選し、2着にレシステンシアが入選したため単勝、複勝、馬連と、全ての券種が的中し、大幅に回収率を上げることができました。
堅い決着となるレースもコンスタントに的中させており、予想の腕前は全く衰えていないようです。
・細江純子さん
元祖女性騎手である細江純子さんは、現在は競馬解説者や、競馬番組への出演と、競馬関連のメディアに引っ張りだこです。
細江純子さんも毎週、みんなのKEIBAに出演され、DAIGOさんや井崎脩五郎さんと同じく、競馬予想を行っています。
2020年は年度最初の重賞である中山金杯でいきなり三連単「107,910円」を的中し、幸先のいいスタートを決めました。
3月に開催された高松宮記念でもモズスーパーフレア、グランアレグリア、ダイアトニックの三連複「22,830円」を的中させており、今年は例年以上に万馬券を的中させています。
6月の宝塚記念終了時点で、収支は「+75,040円」と絶好調ですね。
細江純子さんは元騎手ということもあり、馬の目利きができる人です。パドックや返し馬を見ながら、買い目を組み立てています。
回収率も高く、絶好調ですが、細江さんの買い目は、時にボードに収まり切らないほど購入点数が多いときもあり、一度で全ての買い目を把握できないときもあります。
そのため、細江さんの買い目を見るのであれば録画は必須でしょう。
それでも、これだけの成果をあげているため、多くの競馬ファンが細江さんの予想に注目しているのです。
競馬BEAT
競馬BEATは関西をはじめ、西日本の各局で放送されている競馬番組です。
北日本や東日本の方は、テレビ東京制作のウイニング競馬やフジテレビ制作のみんなのKEIBAが放送されるため、全く馴染みのない方もいると思いますが、関西地方をはじめ、西日本の日曜午後3時は大体競馬BEATが放送されているようです。
放送日時
毎週日曜日の15:00~16:00の1時間で、その時間帯は主に重賞が開催されている時間帯なので、週の最も大きなレースを競馬BEATは放送していることになります。
また、GIもこの時間帯に開催されることがほとんどなため、西日本在住の地上波でGIレースを見る方はほとんどが競馬BEATを視聴しているでしょう。
放送時間が延長されるケース
G1レースの天皇賞(春)・日本ダービー・菊花賞・ジャパンカップ・有馬記念が開催される日は、番組スペシャルで、14:30~の拡大放送となります。
競馬BEATの番組制作
競馬BEATは開催馬場と放送地区によって制作局が変わる、地上波で最も珍しい番組です。
関西地方の局である関西テレビと、中部地方にある東海テレビ、九州地方のテレビ西日本の3つの局がそれぞれ番組を制作し、放送地区に応じてそれぞれの制作番組を流しています。
どの地域にどの制作局の競馬BEATが流れるかは、開催馬場を見ていただければわかりますが、詳しく説明すると下記の通りとなります。
①京都、阪神が開催で、小倉・中京が非開催のときは一律関西テレビの競馬BEATが流れる
②京都、阪神が開催で、小倉・中京が開催しているときは、関西地方は関西テレビ、九州地方はテレビ西日本、中部地方は東海テレビ制作と、地区ごとに競馬BEATが流れる
③京都、阪神が開催で、小倉・中京が開催しているとき、小倉、中京の非開催の地区は、関西テレビ制作の競馬BEATが流れる
④京都、阪神が非開催で、小倉、中京が開催している夏競馬の時期は、開催馬場の地区の局が制作する競馬BEATが流れる
小倉、中京開催時は、その地区の制作局の番組がその地区限定で流れるようになっています。
逆にいうと、小倉、中京非開催時は関西テレビの競馬BEATが流れるため、年間を通りしてみると関西テレビの競馬BEATのほうが放送されます。競馬BEATといった麒麟の川島さんをイメージされる方は非常に多いと思います。
また、3つの制作局があるため、局によってはまるで番組内容が変わるのも特徴で、関西テレビ版とテレビ西日本版の温度差は雲泥の差ともいえるでしょう。
競馬BEATの番組内容
他局と同じように、競馬中継、パドック中継、馬券予想を取り扱っていて、他局との違いを挙げるとすれば、出演している芸人の多さでしょう。
特に、関西テレビ制作の競馬BEATでは、吉本芸人が多数出演しています。
そのため、バラエティ要素がふんだんと取り込まれていて、笑いあり、いじりあり、競馬情報あり、と三拍子そろった内容となっています。
地上波の競馬番組は沢山ありますが、競馬 BEATほど笑いに特化した番組は無く、競馬BEATはコメディ競馬番組としては間違いなくナンバーワンでしょう。
ちなみに、テレビ西日本制作の競馬BEATは司会がアナウンサーのためか、関西テレビほどバラエティ色は濃くありません。
オリジナルコーナーは存在しない
競馬BEATは時期に応じて、3つの制作局がそれぞれの競馬BEATを流しているため、競馬BEATならではのコーナーというものは存在していません。
しかし、出演されている芸人一人一人が個性を主張しており、あえて言うとしたら出演者のやり取りが競馬BEATの魅力といえるでしょう。
主な出演者
・総合司会
麒麟川島さん(関西テレビ)
杉崎美香さん(関西テレビ)
雨上がり決死隊蛍原徹さん(東海テレビ)
恒川英里さん(東海テレビ)
坂梨公俊さん(テレビ西日本)
新垣泉子さん(テレビ西日本)
・BEATファミリー(準レギュラー)
シャンプーハットこいでさん/てつじさん
間寛平さん
・不定期ゲスト
赤星憲広さん
橋本マナミさん
横山ルリカさん
千鳥・ノブさん
安田美沙子さん
佐々木主浩さん
三浦大輔さん
・解説者
坂口正大さん
高橋賢司さん
司会の女子アナウンサーは杉崎美香さん
関西テレビの司会を務める女性アナウンサーは杉崎美香さんです。
杉崎さんは大分県出身の方で、生年月日は1978年10月31日で、2023年現在で44歳になります。
アナウンサーが多数所属する、セント・フォースの所属のフリーアナウンサーで、関西テレビのめざにゅ~で知名度を一気に上げました。
競馬BEATのメインアナウンサーを担当する際も、めざにゅ~時代に培ってきた人脈が活きたのではないかと思います。
競馬BEATのアナウンサーに抜擢されたのが2012年で、それまでは競馬はほとんど知らなかったようですが、そこから猛勉強された努力の持ち主です。
杉崎さんの思い出に残っているレースは、1990年有馬記念のオグリキャップと、ジェンティルドンナが制したシンザン記念だそうです。
産休で一時休養されていた時期もありましたが、現在は以前と変わらない姿で競馬情報の発信に取り組まれています。
ちなみに、ひっそりと三連単を買うのがマイブームだそうです。
競馬BEATの予想の実力
競馬番組の醍醐味といえば、出演者の競馬予想でしょう。
競馬BEATは出演者、ゲストともに競馬歴の長い方が出演されており、競馬予想に対する熱量も他の競馬番組出演者を軽く凌駕する方が多数います。
他局の競馬番組でよく見られる初心者予想家の方がいないうえ、ほぼ全ての出演者がしっかりと馬券予想に取り組まれているため、馬券成績は平均して高い方が多いです。
その中でも特に予想が注目されているのが司会の川島さんです。
SNSでも取り扱われている競馬BEAT
競馬BEATはSNSや動画サイトにも力を入れています。
YouTubeでは、競馬BEATの公式チャンネルがあり、Twitterでは、関西テレビの競馬番組情報を扱うカンテレ競馬という公式サイトで、競馬BEATの情報が扱われています。
この2つのサイトでしか目にできない情報もあり、番組外でも競馬BEATを楽しめるのです。
YouTube競馬BEAT公式チャンネル
競馬BEATの公式チャンネル名ははみだし競馬BEATといいます。
週末の競馬重賞予想や、レース実況をはじめ、川島明さんとBEATファミリーを交えた予想、架空実況シミュレーションなどを視聴することができます。
他の競馬チャンネルにはない、このチャンネルのアイデンティティーともいえるコンテンツは「パドック360度カメラ」です。
これは、パドックの一角にカメラを設置し、そこからパドックの映像を360度の角度から見られるもので、一言で言うなら自宅に居ながら隅々までパドックを見られるものです。
一部のG1でのみ放送されますが、ライブ映像となっており、まるでパドック席にいるような味わいができます。
もちろん、無料で見ることができる上、予想をする際にも大変参考になることでしょう。
その他の動画を見てみると、は、出演者の大多数がお笑い芸人のため、重賞予想やレース実況においても笑いの要素が取り組まれていて、バラエティとして競馬を楽しみたい人にはうってつけのチャンネルです。
カンテレ競馬(Twitter)
カンテレ競馬は、関西テレビの競馬番組情報をふんだんに取り入れた公式Twitterです。
関西テレビの競馬番組は、競馬BEATと、土曜の夜中に放送されるうまんchuがあり、この二番組の情報をメインに扱っています。
カンテレ競馬では、番組情報はもちろんのこと、競馬情報やレース動画、海外競馬情報に競馬写真に競馬トリビアと、これでもかといわんばかりに競馬情報が更新されていて、関西テレビの競馬番組を観たことがない人にもタメになる情報が満載です。
特には、大手競馬情サイトであるnetkeiba.comでも紹介されない競馬ニュースまで掲載されているときもあり、関西テレビを視聴できないエリアに住んでいる人からしても、競馬情報ツールとして非常に優れています。
BSイレブン競馬中継(JRA競馬中継)
番組タイトルを見てもらえば一目瞭然ですが、BSイレブン競馬中継はBS11で放送されています。
放送日時は、中央競馬が開催される土曜日と日曜日です。
放送時間帯は2部に分かれていて
1部・12:00 – 14:30(土曜)、12:00 – 15:00(日曜)
2部・16:00 – 17:30(土日共通)
となっています。
15時台のメインレースを放送しない理由
放送時間帯を見てもらえたらわかるように、15時台のレースは放送されていません。
競馬ファンであれば周知の事実のようですが、1日のレースプログラムの中で、最もグレードが高いメインレースは15時台に組みこまれているケースがほとんどですが、なぜか放送がされていません。
理由としては、BS11側と地上波で競馬番組を取り扱っているテレビ局と放送内容が被るからだそうです。
BS11側が、15時台を除く時間帯のレースを放送する代わりに、メインレースが開催される15時台の放送は地上波のテレビ局に譲るようにしています。
他番組にはないBSイレブンの特徴
競馬中継やパドック中継、そして出演者の予想を取り扱っており、放送内容自体は他の競馬番組と差はありません。
ただし、BSチャンネルならではのコンテンツもあります。
それは、リモコンのdボタンと連携していることでしょう。
BSイレブン競馬中継放送中に、dボタンを押すと、中継を見ながら出馬表・オッズ・払戻データを見ることができるのです。
例えば、パドックや返し馬を見ながら、オッズを確認したり、全レースの払戻や結果を確認することもできます。
本来なら、競馬中継を流しながら、新聞やパソコン、スマートフォンで競馬情報収集や競馬予想を行いますが、BSイレブンでは、テレビ画面ひとつでオッズや払戻まで見ることができます。
地上波の競馬番組どころか、グリーンチャンネルにもない独自のコンテンツなのです。
BSイレブンの主なコーナー
・ELEVEN KEIBA TOPICS
一週間の競馬ニュースを取り上げるコーナーです。
基本的にはその週の調教や前週の勝ち馬のその後の状態などを紹介しますが、一週間内に、海外のG1に出走した日本馬がいた場合は、そのレースを振り返ったり、地方競馬の交流重賞に中央所属の馬が出走していた場合は、そのレースを振り返ることもあります。
・WIN&PLACE
G1レースが開催される日曜日に放送される競馬予想コーナーです。
その週のG1レースをテーマに、競馬予想家が集まり、各々で本命馬を選びます。
本命馬が1着に入選したら次回以降、近の冠、2.3着の場合はそれぞれ銀、銅の冠が表示されるようになっていて予想家の実力が分かりやすく表示されています。
・明日の重賞分析
コーナー名の通り、明日の重賞レースの展開・解説・予想を紹介するコーナーです。
基本的には土曜日に放送し、日曜日の重賞を予想しますが、3日間開催等で月曜日にも重賞が開催される場合は、日曜日にコーナーを設けることもあります。
BSイレブンの出演者
・BSイレブン競馬中継 SATURDAY(土曜日)
皆藤愛子さん(メインMC・フリーアナウンサー)
高田秋さん(アシスタントMC・タレント)
船山陽司さん(実況担当)
・BSイレブン競馬中継 SUNDAY(日曜日)
東幹久さん(メインMC・俳優)
宮島咲良さん(アシスタントMC・タレント、フリーアナウンサー)
BSイレブン競馬中継で注目のUMAJO
BSイレブンでは女性(UMAJO)を司会やアシスタントに登用することで、女性や若い人にも競馬を知ってもらうよう、番組編成に取り組んでいます。
ここでは、実際に活躍されている女性を簡単に紹介させていただきます。
・皆藤愛子さん
皆藤愛子さんはフリーアナウンサー兼気象予報士です。
生年月日は1984年の1月で、2020年6月時点で36歳です。出身は千葉県の四街道市です。
かつて、フジテレビの朝の情報番組である「めざましテレビ」で4代目お天気キャスターを務められていたことで、知っている方も多いのではないでしょうか。
めざましテレビには2005年ごろから出演し、それから10年近くめざましテレビに出演されていました。
それだけでなく、ドラマや映画に出演されたり、アニメ映画で吹き替えや、CDデビュー、写真集にコマーシャルにも起用されていたりと、マルチな活躍をされていました。
めざましテレビを卒業後、しばらくは大きなニュースはありませんでしたが、2020年からBSイレブン競馬中継の総合司会を務めることとなりました。
皆藤愛子さんはBSイレブンで司会を務める以前は、特に競馬と関わりがなく、競馬初心者枠として司会を務められています。
競馬知識はそこまで深くはありませんが、かつて第一線で活躍されていた方が、競馬番組に携わることで、多くの競馬ファンを獲得しそうです。
・高田秋さん
高田秋さんは北海道の江別市出身のモデル・タレントです。
生年月日は1991年の9月23日で、芸名に「秋」という文字を使ったのは、産まれたのが秋分の日だったからだそうです。
元々は札幌を拠点にモデル活動を行っており、札幌の短期大学卒業後に上京し、集英社の「週刊プレイボーイ」を経て本格的にモデル活動に勤めることとなりました。
日本テレビのバラエティ番組「笑ってコラえて!」の朝までハシゴで居酒屋を巡るコーナーでブレイクし、「日本一一緒に飲みたい美女」として注目されました。
モデルだけあり、写真集や雑誌にも頻繁に掲載されてます。それ以外にはバラエティ番組や、CMにも出演されており、多数のメディアで活躍されています。
競馬関連の番組は、BSイレブン以前にも、テレビ東京のウイニング競馬やフジテレビのみんなの競馬で準レギュラーを務められていたことがあり、BSイレブンに登用される前から競馬の知識はあったと思われます。
BSイレブン競馬中継には、2017年に土曜日のMCアシスタントとして登用され、今年で4年目となります。
・宮島咲良さん
宮崎咲良さんは東京都江戸川区出身のタレント・フリーアナウンサーです。
生年月日は1983年の11月で2020年時点で36歳の方です。
フリーアナウンサーとして活躍しているのみならず、お天気キャスターや、趣味の戦隊ヒーロー番組の挿入歌で歌手デビューしたりと、マルチに活躍されています。
競馬番組は、BSイレブンで放送されているうまナビ!イレブンにおいても司会を務められています。
ちなみに、うまナビ!イレブンは、BSイレブン競馬中継のハイライトという位置づけの番組なので、BSイレブンに出演されている東幹久さんや、皆藤愛子、高田秋さんも出演されています。
宮島咲良さんはそれ以外の競馬関連の番組には出演されていませんが、総合司会を務められているのでアナウンサーとして活躍されていますね。
出演者の予想スタイルや実績は?
競馬ファンにとって最も気になるのは出演者の予想方法や実績でしょう。
まずはBSイレブンの出演者の予想スタイルをまとめていきます。
- 東幹久さん
- 皆藤愛子さん
- 高田秋さん
- 宮島咲良さん
BSイレブンの出演者は競馬初心者の方が多く、長期的に見ると、競馬の成績がそれほどいい人はいないようです。
しかし、俳優の東幹久さんは昔から競馬に触れられてきた方で、よく穴馬を好んで選出しています。
例えば2018年のミッキーロケットが制した宝塚記念においては12番人気のノーブルマーズを本命にしています。
2020年のスプリングステークスにおいては、6番人気のガロアクリークを本命にしたり、天皇賞(春)では11番人気のスティッフェリオを本命にし、見事馬券をてきちゅうさせています。
女性陣も負けておらず、皆藤愛子さんは2020年のフェブラリーステークスで2着に入線したケイティグレイブを本命にされたり、2020年のヴィクトリアマイルではノームコアからアーモンドアイのワイドを的中させているなど、レースに応じて適した馬券種を購入しています。
高田秋さんは人気馬から本命馬を選択する傾向があり、2020年の大阪杯ではラッキーライラックを、2020年の弥生賞ではサトノフラッグを本命に、見事的中させています。
宮島咲良さんは常識に縛られない買い方をされています。
馬券の的中はあまり見られませんが、オークスでは、馬券に絡みづらいフローラステークス組のウインマリリンに重い印をつけました。
このように、出演者の1人ひとりが様々なロジックで馬券予想に取り組んでおり、予想を見るだけでも楽しむことが出来ます。
うまDOKI
うまDOKIが放送されるのは毎週土曜日の15時から16時の1時間です。
土曜日のメインレースが放送される時間帯を中継していて、日曜日は放送しておらず、G1などのビッグレースのほとんどは日曜日開催なので、うまDOKIでG1レースが放送されることは滅多にありません。
特別放送
基本的には土曜日の15時から放送されていますが、例えば祝日を挟んだ3日間開催などで、祝日にも競馬が開催される場合は、祝日の15時から16時のレースを放送しています。
また、1月5日に開催される中山金杯・京都金杯が開催される日は曜日問わず、放送されます。
放送局
- 京都放送(京都府)
- 奈良テレビ放送(奈良県)
- サンテレビ(兵庫県・大阪府)
- 三重テレビ放送(三重県)
- テレビせとうち(岡山県・香川県)
- TVQ九州放送(福岡県)
ほとんどが関西圏を中心に放送されていて、中国・四国・九州地方の一部でも放送されています。
うまDOKIが放送されないケース
1部の放送局は、他の番組と被る場合はうまDOKIの放送を休止する場合もあります。
- 奈良テレビ放送→競輪中継と被った場合は放送休止
- サンテレビ→プロ野球中継と被る場合は放送休止
- 三重テレビ放送→全国高校野球選手権三重大会が放送される場合は放送休止
うまDOKIは正統派競馬番組
うまDOKIは他の地上波の競馬番組のように、独自のコーナーを持ち合わせてはいません。
どちらかというとグリーンチャンネルのように坦々とレース中継、パドック中継、馬券予想を放送しています。
その中でも、うまDOKIが他の地上波の競馬番組より優れているのはレース回顧をしっかり行っている点でしょう。
グリーンチャンネルや一部の地上波の競馬番組でもレース回顧は行われていますが、地上波のテレビでは、競馬専門家がしっかりとレース解説を行っていることはあまりないのです。
司会は芸能人ではなくアナウンサー
うまDOKIがバラエティ要素が少なく、良くも悪くも競馬に特化しているように感じるもう一つの理由は、司会に芸能人を起用していない点でしょう。
フジテレビのみんなのKEIBAやテレビ東京のウイニング競馬は、司会にDAIGOさんやジャングルポケットの斎藤さんを起用し、バラエティ要素も取り入れていますが、うまDOKIの司会はアナウンサーで、芸能人はいません。
笑いの要素がない分、グリーンチャンネルのように競馬情報に特化しているため、コメディ色の少ない番組に仕上がっています。
競馬ファンにとっては競馬に笑いの要素はいらないという方もいますが、そのような人は見てて苦にならないでしょう。
女性ゲストを積極的に取り入れている
女性視聴者をターゲットにした番組制作に取り組まれているのも特徴で、後述する曽田麻衣子さんをはじめ、ゲストの多くは女性の方です。
うまDOKIの初代総合司会は、京都府出身の安田美沙子さんで、安田美沙子さんの後任は今井りかさんでした。
安田美沙子と今井りかさんは共に、競馬好きとして知られていて、競馬ラボにて予想を重賞レースの予想を公開されていました。
それ以外にも、テレビ東京のウイニング競馬で2019年まで司会を務めていた元SKE48の柴田阿弥さんや、元高崎競馬所属騎手だった赤見千尋さん、ニューヨークヤンキースのマー君こと田中将大投手の奥さんの里田まいさんも過去にゲストで出演されていました。
ちなみに田中将大さんは大の競馬好きでしられ、有馬記念の公開枠順抽選会のくじを引く係を務められたことがあるほどです。
このように、女性ゲストを登用し、女性の競馬ファンにも親しめるような番組制作を行われています。
出演者一覧
・総合司会
木村寿伸さん
曽田麻衣子さん(女子アナ)
・実況
梶原誠さん(KBS京都アナウンサー)
森谷威夫さん(KBS京都アナウンサー)
澤武博之さん(KBS京都アナウンサー)
寺西裕一さん(フリー)
・解説
長岡利幸さん(パドック解説)
牟田雅直さん(スタジオ解説)
うまDOKIの総合司会をしている女子アナ・増田麻衣子さん
2017年から、フリーアナウンサーの曽田麻衣子さんが、うまDOKIの総合司会を務めることになりました。
うまDOKI視聴者の中には曽田麻衣子さんを目当てに視聴されている方もいるかもしれません。
以下では曽田麻衣子さんが一体どういった人物なのか、紹介します。
・生年月日と出身地
曽田麻衣子さんは島根県の出雲市出身の方で、生年月日は1990年10月24日です。2020年7月時点で29歳の方です。
島根の高校から、立教大学心理学部に入学し、在学時はミスターコンテストに出場されていたそうです。
卒業後はアナウンサーとして活躍し、めざましどようびのお天気キャスターとして活躍されてました。
現在はフリーアナウンサーとして、うまDOKI以外にも不定期でめざましテレビやフジテレビの競馬番組であるみんなのKEIBAに出演されています。
なお、曽田麻衣子さんの競馬の知識ですが、曽田さんは元々そこまで競馬に詳しくなかったようで、うまDOKIで司会を務める際も競馬初心者を公言されていました。
うまDOKIの予想の実力は?
他局の競馬番組のように、うまDOKIでも馬券予想が公開されています。
うまDOKIは競馬好きの女性ゲストを頻繁に招いていますが、どのゲストも競馬初心者を公言しているためか、実は出演者の予想的中率はそこまで高くありません。
他局でいうと、テレビ東京のウイニング競馬のキャプテン渡辺さん、フジテレビのみんなのKEIBAのDAIGOさんは、芸人・有名人枠で出演されていますが、競馬歴が深いためか、コンスタントに馬券を的中させ、競馬ファンも参考にするほどです。
しかし、うまDOKIに出演されている方の予想はそこまで馬券の的中精度は高くないようです。
過去には司会を務めていた安田美沙子さんがWin5で100万円近く当てたそうですが、うまDOKI出演者で、それ以外の高配当はありません。
うまんちゅ
関西を中心に多くの競馬ファンに愛されている競馬バラエティ番組である「うまんちゅ」は、2012年の放送開始から毎週土曜日の深夜1:15~中央競馬を題材として競馬バラエティ番組として多くの人に愛されている人気競馬番組です。
関西を代表する芸人が多く出演する事で知られている番組で、ただのバラエティ番組ではなく、競馬好きの芸人が真剣に予想をする事でも知られています。
『〜けいばでアナタをくどきます!〜』というサブタイトルの通り、関西ローカル番組のサタうまが重賞予想を中心にするのに対し、うまんちゅはバラエティー色を強くしており女性ファン拡大を目指した番組構成となっています。
番組の概要
同じ局の競馬番組である前身のサタうまに対抗する目的で作られたうまんちゅは、サタうまが重賞予想を展開するお馴染みの競馬番組であるのに対抗してバラエティ色を強くした番組構成となっています。
毎回男性のお笑い芸人がゲストとして出演し、初心者にも分かりやすいように競馬情報を伝えていくというコンセプトがあり、他にもバラエティ色が強いコーナーが数多く展開されていきます。
進行役については『サタうま!』からの継続でシャンプーハットが務めており、これは“競馬芸人”として出演していた若手お笑いタレントの中から、馬券実績・競馬への愛着度・品行などの総合判断により選ばれました。
また、騎手をゲストに招くことがあるものの、騎手はレースの前日から外部接触が規制されている為に、前番組のサタうまのように当日の撮って出しではなく週の中間の事前収録で行われることが多いです。
主なコーナー
うまんちゅは競馬情報バラエティ番組という事で、番組内で放送されるコーナーに関してもバラエティ色が強いものが多いという特徴があります。
・THE馬券生活
「人は、馬券の払い戻しだけで生活できるか?」というテーマを掲げた企画で、基本的ルールは1ヶ月間の給料全てを軍資金として馬券を購入し、的中させた払い戻しのみで食費・家賃・光熱費などを賄っていくというものです。
3ヶ月継続できたら達成となっています。
・ミッション馬券ポッシブル
前身番組サタうま!で行われていた「お願い!夢馬券」の後継企画です。
シャンプーハットが視聴者の願いを叶えるため、番組の予算で馬券勝負に挑みます。
元手は1万円~3万円の間で、ダーツにより決定し、勝負できるのは最大3レースまでで、元手の2倍を超えた場合ストップすることもできます。
後にミサイルマンが「助太刀致すぞ!おぬしの夢馬券」というタイトルでコーナーを引き継ぎました。
・栗東トレセン24時
栗東トレーニングセンターにて密着したレポートを紹介します。
・全日本大学競馬ダービー
毎年7月下旬から8月初めにかけて3-4回程度連続放送されます。
大学生の競馬サークル(同好会)のメンバーが、競馬に関する知識を競うクイズや、実際に馬券を購入し、その回収率を競うコンクールの模様を放送します。
基本的にはこの番組が放送される西日本の大学が中心だが、関東からの参加校もあります。
・歌って踊れて馬券を当てる“馬ドル”育成プロジェクト
競馬はおじさんだけのものではないと、競馬に興味のなかった女子が一から勉強し、競馬予想のできるアイドルを目指すというもので、グループ名は「VIVAJO8(美馬女エイト)」といいます。
うまんちゅの予想実績
バラエティに特化しているとは言え、うまんちゅは競馬情報バラエティ番組なので人の予想もとても重要です。
競馬が大好きで高い実績をもつメンバーが揃っていますので、競馬予想の精度や回収率も高い事で知られています。
出演者情報やレギュラーメンバーの回収率などをまとめました。
主な番組出演者
・レギュラー
シャンプーハットこいでさん/てつじさん
浅越ゴエさん
ビタミンSお兄ちゃん
ミサイルマンさん(2012年12月15日放送のレギュラー争奪バトルでギャロップ林に勝利し昇格)
月亭八光さん(2013年から出演)
見取り図(2019年からの出演)
・準レギュラー
清水けんじさん
野呂佳代さん
ギャロップ林健さん(準レギュラー争奪バトルに敗北し降格し見習い扱いとなる)
・コーナーレギュラー
天童なこさん
うまんちゅ出演メンバーの実績
2022年年間回収率100%以上メンバー
- ビタミンSお兄ちゃん→収支+300,550円(的中率25%)
- シャンプーハットてつじさん→収支+151,720円(的中率4%)
- ギャロップ林健さん→収支+48,650円(的中率10%)
まとめ
今回の記事では、競馬に関するTV番組についていくつかご紹介していきました。
どの番組でも競馬予想を公開しており、番組HPなどでは出演者の的中実績等様々な情報を仕入れることができます。
気になった番組があった方は是非チェックしてみてください。